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2010年 05月 17日
E-P2とLeitz Elmar3.5cmと 2
今日の写真達は特に逆光でのものになります。
この写真とそれぞれのコメントと一緒に、昨日の
続きについて書いていきたいと思っています。
かなりイジワルな構図もありますが、まぁ、
Elmarくんには初ライカレンズってことで耐えて
もらうことにしましょう(笑)


PEN E-P2 Leitz Elmar 3.5cmF3.5
 木を透過光で撮ってます。
 露出補正を+に思いっ切りフリましたが、
 かなりキレイに撮れました。
ISO: 250
露出: 1/100 秒
絞り: 3.5

さて、んじゃE-P2で使用する上でElmarの本当の
不満点は何かについてですが。
これは予測通りというか、レンズのイメージサー
クルを使いきれない点はやっぱ不満ですね。

エルマーのイメージサークルは当然のごとくフル
サイズ対応。一方のE-P2のイメージサークルは
もちろんフォーサーズ規格。
デカイんですよね、レンズのイメージサークル。
E-P2じゃ全部を使いきれない。


PEN E-P2 Leitz Elmar 3.5cmF3.5
 これは若干斜逆光って感じですね。
 燃ゆる緑って感じでイケテます。
 上とは反対にかなりのマイナス補正です。
ISO: 200
露出: 1/1600 秒
絞り: 3.5

これがCマントレンズならE-P2のイメージサーク
ルより若干小さくなりますが、たとえ撮像素子が
小さくて焦点距離が2倍になっても、レンズのイ
メージサークルを使いきることができるのです。

イメージサークルを使いきれないとどうなるかと
いうと、レンズ周辺の美味しいところの描写が見
られないってことになります。


PEN E-P2 Leitz Elmar 3.5cmF3.5
 建物の真後ろに太陽がある状況です。
 さすがにフレアが感じられますよね。
 かなりツライ立場ですElmarくんは(笑)
 でも色目としてはしっとりとパステル感覚な感じ
 で好きな色です。
ISO: 100
露出: 1/4000 秒
絞り: 3.5

レンズの味って周辺画像に行くほどあると思いま
すので、今のシステムだとこのレンズの持つ本来
の姿に触れることができないということになりま
す。これはElmarだけじゃなくフルサイズ対応レ
ンズ全てに言えることではあるのですが。

なので周辺についてはただ想像するだけです。
像の乱れはどの程度なのか。
周辺光量はどれくらい落ちるのか。
周辺に行くほどボケはどうなるのか。
ほんとはグルグルボケじゃないのか。
ってな感じで想像も膨らむわけです(笑)


PEN E-P2 Leitz Elmar 3.5cmF3.5
 露出は若干暗めですが、上の写真と同じ逆光で、
 今度はモノクロで撮ってみました。
ISO: 200
露出: 1/4000 秒
絞り: 3.5

まぁ、フルサイズ素子を持っていてライカレンズ
を使用できるカメラなんてのは、「アレ」しかな
いわけで、これ以上は危険な領域なので踏み込む
わけには行きませんが、気になるものは気になり
ますよね(笑)

エルマーについてボクが得た第一印象の結論に戻
りますと、比較すべきは現代のレンズであり、一
見すると、さしたる差は感じられないけれど、し
かし、そこの差にこのElmarという歴史あるオー
ルドレンズの味を見いだせるかどうか。
そこのところがE-P2でElmarを使って楽しい
か、価値があるのか否かに掛かってくるってとこ
ろでしょうね。




一日撮ったくらいですし、ボクにはまだ見いだせ
ていないようなので、これからじっくりとElmar
× E-P2の描写に触れていきたいと思っています。



でも、このElmar3.5cm。。。
カメラに付けて見てるだけで顔がニヤニヤとして
くるんですよね。
ああ、やっぱ価値あるわ(爆)

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by enthu_crap | 2010-05-17 21:13 | 横浜スナップ


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