人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2010年 02月 09日
妄想で始まる21世紀に蘇るカメラ人生の選択
その昔、ライカを買おうとするような方々は、どのMシリーズを買うか
について真剣に悩んだそうだ。いや、これはもう、ただのカメラ選びを
超えていて、今後歩んで行くであろう自身のカメラ人生の選択であったのだ。

ライカ関連の書籍などを見ると、ライカM3の発売は1954年~1966年、
M2が1957年~1967年。そしてM1が1959年に発売されたとされる。
ということは1960年代初頭というのは少なくとも3台のMシリーズから
選択肢があったということになる。



PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 1.8

この3つのライカについて記しておくと、M3は50mmから使用できる
望遠系のライカであり、その工作精度や感触などから、それ以降の
Mシリーズとは一線を画すライカの頂点(すなわち35mmカメラの頂点)
とされる。

また、M2は35mmのファインダーが備えられ、35mmから使える
広角系のライカとすることができ、このM2こそが機構的には現在まで続く
Mシリーズの始祖であるとする見方もある。(デザイン的にはM4であるが)

M1に至っては距離計がなかったのだから(ファインダーはあるけど)
広角レンズをある程度絞り込んで使用する、パンフォーカス系ライカ
と言えるかも知れない。

これら3つのライカMシリーズが同じ時代に存在したのだから、
その当時の立派な(と想像される)カメラ趣味ってゆーか、
ライカ趣味人な人達にはマジ悩ましいことだったと思われる。



PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/1600 秒
絞り: 5.6

自分が撮るべきレンズをカメラ選択、それも当時も高価だったろう、
ひょっとしたら人生で一台きりのライカ選択に委ねることになるのだから
自分の人生をも変えかねない大問題だったことは想像できる。
だって、撮ることができるレンズが限定されるってことは、撮るという
行為そのものを限定されるってことでもあるのだから。

もちろん、現代に生きるボク達からすれば、M3でも35mmレンズも使えるし、
実際にはそんなことはないのは分かるのだけど。
ただ、今考えるべきは当時の人々の気持ちの中の究極の選択であるから、
その後のカメラ人生を変えてしまう決断としておこう。

そこで、2010年、年が明けたばかりの現代の話である。
先日、デジタルPENにE-PL1が追加された。
よって、今を生きるボク達にはE-P1、E-P2、E-PL1と3つのデジタルPENの
選択肢ができたわけだ。

E-P1はEVFがなく背面液晶のみで主にAFレンズを使って撮影を行うことになるが、
その分、清く正しいデザインと感じられ、特にホットシューのデッパリがなく、
スッキリした軍艦部のデザインには、E-P2にはない美しさもある。
そして何よりもこれがなければE-P2もE-PL1もあり得ないわけで。



PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/4000 秒
絞り: 1.8

E-P2は高精細のEVFが使用でき、AFレンズだけではなくMFの旧いレンズの
使用にも理想的である。
E-PL1は軽く、EVFの使用も行えるのでMFレンズの使用にも問題はないが、
シャッタースピードは1/2000秒に抑えられているので、昔の明るいレンズを
使用する時などには絞りを開けられないこともある。

さて、もう何が言いたいかお分かりであろう。
50年前にライカMシリーズで繰り広げられた究極の選択が
21世紀の現代にも今度はデジタルPENとして蘇ったのである。

初代のデジタルPENってことでE-P1はM3に当てはまり、AF、MFであろうが
レンズを問わずに使用できるE-P2は35mmから使えるM2であり、
シャッタースピードが抑えられ、明るいところでは絞りを開けにくいE-PL1は
パンフォーカス的な使い方ってことでM1に相当する。



PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 5.6

3台のデジタルPENを選択するってことは、AFレンズしか使わないのか、
MFレンズを使うのか、それともパンフォーカスな撮り方をするのか?の
これからのカメラ人生の選択でもあるのだ。

2010年の今、デジタルPENを買おうとする人達は、そこのところを
十分に吟味して買わなければならなくなったということ。
そう、50年前にライカの選択に悩んだ人達と同じようにである。

かくなるボクにとってもE-P1を買ってE-P2も買ってしまったのである。
Mシリーズで言うならばこれが欲しかったカメラだ!とM3を買った後に
フラフラっと35mmも使いたくなり、思わずM2も買ってしまったわけで、
M1に手を伸ばそうかなぁ、、、なんてあらぬ思いを断ち切るために、
早めのM4(E-P3)の出現を待ちわびているのである(爆)

さて、ここまで書いてきて今日のお話は終了。
だがしかし、余談ながら最後に気になることがる。

それは。。。
ライカMシリーズの前にはバルナックライカと呼ばれるものがあった。
Mシリーズの元になるカメラである。
それをデジタルPENシリーズに例えるならば、、、ということである。

そう、言わずもがなだが、PEN Fということになるのである。
っと、どこまで続くライカとPENの因縁(笑)



PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/1000 秒
絞り: 1.8

以上のお話はボクの妄想です。
妄想なのだから勝手な事を書いていますので、
あまり気にしないでください(笑)

人気ブログランキングへ
# by enthu_crap | 2010-02-09 22:37 | 横浜スナップ
2010年 02月 08日
摩訶不思議なラビリンス体験 II
今日も昨日の続きになりますが、荒木町の探索散歩です。
昨日、書いていた一見さんお断りのお店や今はなき料亭なんかも
出てきますので、本日も荒木町ラビリンス体験をどうぞ(笑)


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/1250 秒
絞り: 1.4
「ランプとうす茶」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/2000 秒
絞り: 1.4
「一見さんお断り」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 1.4
「川志久」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 1.4
「今はなき料亭」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/800 秒
絞り: 1.4
「3Dか」

人気ブログランキングへ
# by enthu_crap | 2010-02-08 21:05 | 新宿・代々木スナップ
2010年 02月 07日
摩訶不思議なラビリンス体験
新宿荒木町は不思議な街です。
窪地の奥には津の守池という池があったり、
祠があったり、と思えば料亭があったりで。

その料亭も今はたたずまいを残しているものの
営業は行っていなかったり。
かと思えば、一見さんお断りの料亭が存在していたり。

前述の池ですが、昔は滝があったそうでその滝つぼが
池となって残っているそうです。
まか不思議な歴史を感じる荒木町。
一度探索に行かれることをおススメします。


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/800 秒
絞り: 1.4
「金丸稲荷」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/1000 秒
絞り: 1.4
「津の守池」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/500 秒
絞り: 1.4
「祠前」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/800 秒
絞り: 1.4
「奥の細道」


PEN E-P2 Angenieux 25mm F0.95
ISO: 200
露出: 1/320 秒
絞り: 1.4
「自画像付」

◆参考(コレ読むだけで興味が出てきます)
荒木町あれこれ 1 津 の 守 池 の 危 機
荒木町あれこれ 2 消えていく荒木町の料亭
荒木町あれこれ 3 荒 木 町 の 地 形

人気ブログランキングへ
# by enthu_crap | 2010-02-07 18:37 | 新宿・代々木スナップ
2010年 02月 06日
代官山から目黒川沿いに

PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/1600 秒
絞り: 1.4
「BAZAR」
思わずカッコイイ!と叫びながら撮りました。
家の塀にあるまじきロゴ(笑)



PEN E-P2 Kodak Cine Ektar 63mm F2
ISO: 200
露出: 1/3200 秒
絞り: 2.0
「いつもの店」
この文字体が好きなんですよね。
hanabi。。。イケテます。



PEN E-P2 Kodak Cine Ektar 63mm F2
露出: 1/4000 秒
絞り: 不明
焦点距離: 2.0
「ケース」
光が当たってシルバー色がキレイでした。
絞り開放でイスとテーブルをボカして。



PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/320 秒
絞り: 1.4


PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/320 秒
絞り: 1.4
「路駐」
たぶんキャデラックだと思いますけど、
50年代くらいの車でしょうか。
この頃の特にアメ車は存在感があります。
イケてるモノが生み出されるって時はその国が
イケイケの時代ってことであり、50年代ってのが、
アメリカが一番輝いていた頃なんでしょうね。



PEN E-P2 Kodak Cine Ektar 63mm F2
ISO: 200
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.0
「カフェを見て」
目黒川からカフェを見ています。
川べりにあるだけでイケてるカフェの出来上がりです。

人気ブログランキングへ
# by enthu_crap | 2010-02-06 19:44 | 代官山・恵比寿・中目黒スナップ
2010年 02月 05日
鎌倉であの頃を思う

PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/160 秒
絞り: 1.4
「扉の向こう」
落ち着いたお店です。
とても鎌倉っぽく感じました。



PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/400 秒
絞り: 1.4
「いつもの席にて」
真っ白なイスと暗く落ちた周辺の対比がイケてます。



PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/250 秒
絞り: 1.4
「格式」
お料理屋さんなんですけど、ステキな感じでした。
今度行ってみたいですね。



PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 400
露出: 1/80 秒
絞り: 1.4
「浮」
鎌倉の夕刻も感じがイイです。
通行人を入れてパシャリと。



PEN E-P2 Kern Switar 25mm f1.4
ISO: 200
露出: 1/2500 秒
絞り: 不明
「あの頃」
仲の良さそうなお二人でした。
こんな時代もあったよね。。。なんて。

人気ブログランキングへ
# by enthu_crap | 2010-02-05 21:25 | 鎌倉・江ノ島スナップ