何もすることがない時に来る、いつもの場所のい
つものカフェ。
いつものコーヒーを頼んでいつも通りに退屈そう
に本を読む。
いつもと違うのはポメラがあるということだけ。
これでヒマがつぶせる。
文書を書いたりPCからポメラに持ち込んだミステ
リー小説を読んでみたりで。
PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 800
露出: 1/100 秒
絞り: 1.8
ここのカフェは普通のカフェに比べて照明を落と
し気味でちょっと暗い。
おそらくデザイナーズカフェっぽい演出のためで
はあるのだろうけど、バックライトと言う自らの
発光体を持たないポメラには随分と辛い環境であ
ることは確かだ。
でも、しかし、まったくポメラで文字が読めない
かというと、そんなことはない。
表示文字サイズを普段よりひとつ大きくして上げ
るだけで十分に文字も読めるし文書も打てる。
PEN E-P2 Taylor & Hobson Cooke Filmo Special 25mmF1.8
ISO: 200
露出: 1/4 秒
絞り: 1.8
多分、バックライトを持たない旧態依然とした液
晶でも現代の技術を持ってすれば、十分に読み書
きに耐えうるということなのであろう。
そんなわけでボクは今、暗いデザイナーズカフェ
の黒いソファに座りながらポメラで執筆、否、キ
ーボードと戯れているということになる。
忙しそうに歩き回る店員を後目に、ボクの周りに
はゆっくりとした時間がただ流れている。